2011年4月24日日曜日

「共感」を広げよう!

「起業生活」シリーズ以外にも、思った事を書き貯めておこうと思います。
※次回からさすがに、「です・ます調」を止めますw


僕は、「ビジネス」的な側面だけでなく、NPO法人の立ち上げやインターン、NGOでのボランティアも経験しています。
その中でも、「国際協力」に比重を置いて活動してきたのですが、その中で一つ疑問に思うことがあります。

それは、「なぜ皆、関心を増やそうとするのか」ということです。


多くの学生団体もイベントを通じて、「関心を増やす」ことを重点に置いています。
NPO、NGOも然りです。つまり、自分たちのアクションを「知るキッカケ」と位置づけ、アクションを見に来てくれている人たちに「関心」をもたらそうとするのです。
果たして、効果があるのかどうか、主観的に言及したいと思います。

関心と共感の違いは、ざっくりとですが、、、
関心:あることを知る/気付く/興味を持つ
共感:あることを知って/感動して/行動する

簡潔に言うと、知るで終わるか、行動に移すかの違いです。
※あくまで僕の例えです。



■「関心」ではなく、「共感」を広げよう


結論的から先に申し上げます。

「アッ」と思わず声が出てしまうような途上国の現状を表す写真や動画を見せれば、「関心」を持つ方は現れます。

サッカーでも日本代表が活躍すれば、サッカーに「関心」を持つ人は増えるでしょう。
途上国を旅をすれば、物乞いを目にして、国際協力に「関心」を持つ人も多いでしょう。

そう、関心をもたらすのは比較的容易いのです。
国際協力に対しても、多くの人が「関心や認知」はしていると思います。
しかし、求められているのは、「関心」ではく、「共感/感動」→「思考と行動」です。

先日の、「タイガーマスク(伊達直人)」の件もそうだと思います。
児童養護施設自体の存在は、ある程度認知されていたでしょう。
日本における孤児や貧困の問題も認知はされていることと思います。

この問題に対して、「共感」を集めたのがタイガーマスクさんです。
タイガーマスクという匿名で、寄付先が欲している「モノ」を寄付する。
そのやり方と効果が、「私にも出来る」と共感を生んだ。
関心を集めても行動に至る率は少ない。だから、このような例がマスコミに取り上げられるのです。

「起業したい」と起業に関心を持ち、その上で起業する学生は僅かです。

なので、関心ではなく、具体的な行動に移す「共感」を広げるべきだと思います。


国際協力において、世界に数多とある問題を解決するには優秀なアクターが必要不可欠です。
もっと、「共感」の輪を広げて行くことが大切です。
そうすれば国際機関へ優秀な人が務めたり、寄付市場の成長に繋がるのではないでしょうか。



■「国際協力」と出逢いは中学校から


ピューリツア賞受賞写真「ハゲタカと少女」




この写真を見た事ある人は多いのではないでしょうか。
僕が中学校の頃、英語の教科書であった『NEW CROWN』にこの写真が取り上げられていました。
上記の教科書を採用している学校の同世代は一度は目にしたことがあるでしょう。
社会や公民の資料集にも掲載されていたと思います。

国際協力という概念自体にも、「社会」や「世界史」といった科目で、「貧困問題」として目に触れたこともあります。
ユニセフやユネスコ、国際連合なども教養として教えられるはずです。

これだけを論拠にするのは乏しいとは思いつつも、
国際協力に「関心」を持つ機会はマクロで存在したのです。
そして、実際に中・高校生から国際協力に関心を持ち、進路を決める方は大勢います。



■ケビン・カーター氏(「ハゲタカと少女」撮影)から見る「関心」の脆さ

彼は、wikipediaによると、

1994年、ハゲワシが餓死寸前の少女を狙っている『ハゲワシと少女』という写真でピューリッツァー賞を受賞。写真はスーダンの飢餓を訴えたものだったが、1993年3月26日付のニューヨーク・タイムズに掲載されると同紙には絶賛と共に多くの批判が寄せられた。そのほとんどは「なぜ少女を助けなかったのか」というものであり、やがてタイム誌などを中心に「報道か人命か」というメディアの姿勢を問う論争に発展した。

授賞式から約1ヶ月後、カーターはヨハネスブルグ郊外に停めた車の中に排気ガスを引きこみ自殺。彼はマンドラクス[1]を常用する薬物依存症であっただけでなく、20代の頃に躁鬱病を患っており二度も自殺未遂を起こすなど精神的に不安定な側面があった。また、死の数年前から衝撃的な写真を撮ることと、そうした写真ばかりが喜ばれることに疑問を抱いていた。


※彼はこの後、少女を助けました。少女は自分で立ち上がり、村へ帰っていったそうです。
それを見届けた後に、彼は無力感で木陰で泣いたそうです。

この話を聞いて、僕は彼の行動に「共感」を隠せませんでした。
自殺ではなく、「無力感で泣いた」という点と「そうした写真ばかりが喜ばれることに疑問を抱いていた」点にです。そして、非難の嵐に精神を病んだ部分にも同情を隠せません。

共感したから、こうやってブログも書いているし、今度彼にあった悲劇が起きないように努めていこうと考えています。



「そうした写真ばかりが喜ばれること」。



さて、カーター氏の言葉が意味するのはなんでしょうか。
「関心」の集まるのが、悲劇的な写真だけということでしょうか。
カーター氏が伝えたいのは、写真そのものだけでなく、その奥にある問題なのではないでしょうか。もしくは彼自身の問いを写真に投影させている。
けれども、実際に注目されるのは、「少女が飢餓状態である」というその事実のみです。
だから、彼に「彼女をなぜ助けなかったのか」といった非難がくるのでしょう。
彼女が「飢餓状態に陥ったその環境」に問題があると気付く人は少数なのです。

「関心」を集めることは簡単です。知ることは出来ます。

「知って、考えて、行動する。」
そのことにもっとフォーカスを当てなければ、世界中の皆が関心を持っても、世界は変わらないのではないでしょうか。
知っているのと行動するのは別の段階なのです。


■どうしたら、「共感」を集められるか

共感を経験/発信の2つにフェーズが分けます。

「経験」:
1.今までの自分にとって、非日常であること
2.失敗/成功が折り混ざっていること
3.始まり、終わったものであること(途中は出来る限り無し。)
なので、普段の活動で共感を集めるのは難しいです。
イベントやフリーペーパーの発行などのプロジェクトベースならありかも。
スタディツアーとかは特に効果あると思っている。


「発信」:
1.WHO(自分のリアルな友達/ソーシャルグラフの友達に)
2.WHAT(自分の経験を)
3.WHEN(その経験と出来るだけ、タイムラグがないように)
4.HOW(twitter、mixi、facebookで広める)
本当にコレだけで良いと思います。
出来るだけ、インフルエンサーがやると効果がありますが。。。
上記のような経験を沢山つみ、発信を繰り返す事でインフルエンサーにはなれます。
たぶんw


こんなモノだと本当に思います。
ただ、「あれ、結構簡単じゃない?」と思えるような仕組みが欠けているのです。
多くの人の連鎖によって、大きな大きな流れへと変わって行くと思います。


ちなみに、僕はこれを今の会社のサービスとして作って行きます!(キリッ
楽しみにしててください。

いつもながら、中盤以降、雑になって申し訳ございません。
徐々に文章力をつけていきます。



(追記)

■「世界平和」とは人間のエゴなのか


「ハゲタカと少女」の写真に関するブログにこんなコメントがありました。


「万物の霊長である人間がなぜ、ハゲタカに食べられなければならないのでしょうか・・?」


この視点はどうでしょう。
例えば、僕がハゲタカのいる荒野で、水不足により死んだとします。
そして、ハゲタカに食べられるのは誰が悪いのでしょう。
ハゲタカが悪い、なんて意見は普通起きないと思います。
僕は誰も悪くないと思います。

上記の意見のように、ハゲタカを見下したような発言はいかがなものかと思います。
ヒトは確かに生物界において、頂点にいるようには思います。
あくまでそれは強さの強弱であり、存在の優劣ではないのです。

これは、本当に難しい問題ですよね。
「世界平和」ってなんだろう。



■参考になった本の紹介




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