2011年8月24日水曜日

学生しゃべくり場@FUKUSHIMA


学生しゃべくり場@FUKUSHIMA
主催:NPO法人オンザロード
協力:trippiece


<概要>
■コンセプト:福島の現状を目で見て体感し、疑問をみんなで考え、伝えあい、腹を割っ
       て話し合う場。
■参加者数:43名(福島の学生19名、東京の学生24名)
■場所:AREA559(福島県福島市万世町)
■内容:ディスカッション&交流会
■主催:NPO法人オンザロード
■協力:trippiece


<感想>

〜「福島と東京の大学生の交流会を4日後にやりたい。」〜

 NPO法人オンザロード(現在は、石巻を中心に被災地支援を展開している団体。)主催で、『学生しゃべくり場』@FUKUSHIAにtrippieceが協力というカタチで参加してきた。「福島」には実はちょっとした縁がある。福島のいわき市にある「スパリゾートハワイアンズ」という娯楽施設を従姉妹の祖父が運営していた。従姉妹は一人っ子だったため、僕達兄妹2人が小学校の頃はほぼ毎年行っていた。プール、温泉と1日中遊んでいた記憶がある。
 いわき市は福島の浜通りに位置し、3.11で大きなダメージを受けた。スパリゾートハワイアンズもだ。大きなダメージはなかったと聞いているが、営業を停止している。被災した時でもハワイアンズのライフラインは生きていたが、周りは全壊だったという。それでもお客様のために奔走したというエピソードもどこかの週刊誌で読んだ。そのスパリゾートハワイアンズは10月1日に営業再開らしい。8月22日から予約再開というので、冬に温泉に浸かりに行こうと思う。
 さて、話題を戻して、そんな「福島」との縁で8月10日にオンザロードさんに東京の大学生の集客を頼まれた。上記の縁が使命感となり、trippieceとして企画に協力することとなった。学生団体の代表の方々や、友人が多く協力してくださり、予定の20名を超える24名の学生を集めることが出来た。ありがとうございます。参加者の方々は、福島の縁のある学生は少なく、「震災に携わりたい。地域活性化をしていきたい。」といったある種の使命感を覚えている人が多かったように思う。とにかく素晴らしい方々と企画をともにすることが出来た。






〜地震、津波、原発〜

 16時に僕たちは福島駅東口に到着した。福島の現状。それは至って平穏な日常だった。僕達がいった場所は、福島の中通りで比較的被害は軽微だったのもある。それでも高速道路から屋根から瓦が落ちている家々を見ることが出来た。原発からも約100キロと決して遠くはない。それでも多くの人は慌てているようには見えなかった。福島の学生も、「一部の人は窓を開けなかったり、マスクをずっとしている。けどほとんどの人は普通に過ごしている。」と言っていた。
 僕らがメディアで得る情報とはあまりに乖離している。決してメディアを批判するつもりはない。僕が見たこともメディアと同様、現実の一部にしか過ぎないが、リアルと情報とのギャップに、福島の学生も僕も戸惑いを覚えた。「何が正しくて、何が正しくないのかが分からない。」という情報化社会に根ざした問題が露呈されたのだ。情報に正解というものはなく、誰かが取捨選択をして、周囲を説得して、行動を起こし、正解へと帰結させるしかない。願わくば、それは現地に対して感情のない政府ではなく、現地のリーダーであることを望みたい。





〜ディスカッション『フクシマ』〜

  17時30分から福島大学の学生19名と、東京の大学生23名がディスカッションを始めた。簡単な自己紹介から入り、福島に対する率直な疑問をぶつけたり、福島の大学生が疑問に思っていることを東京の学生に聞いていた。2時間の時間はあっという間にすぎ真面目な話から、大学生らしい話まで話すことが出来た。10日に企画を聞き、あまりコミット出来なかったので不安は隠せなかったので、何とか成功に導けて良かった。この学生企画は「F-WORLD」という福島のフリーペーパーの一部に掲載されるらしい。それも予定より増量して発行するらしいので、楽しみだ。
 話の中で、何よりも衝撃だったのは、福島大学の学生で、子どもと遊ぶ学生団体の代表をやっている方曰く「子ども(確か小学生)の数は1割減った。」という。1学年100人とすれば、10人は転校していったのだ。また、「福島が『フクシマ』と呼ばれるようになったことが悲しい。」と福島出身で、一橋大学の院に通っている参加者は述べていた。僕の祖母は「ヒロシマ」で被爆している。それでも僕はこうして元気に育っている。福島だって絶対元気になる。
 「怖くて、見に行く勇気が出ない。」と素直に告白している人も。福島から、津波の被災地への支援は交通の便からも行くにくいらしい。僕達が乗り越えなければならない壁として、僕は問題を直視すべきだと思う。無力感を僕も覚えたが、僕達にはそれを活かす時間がある。未来は僕達が創っていくんだ。頑張ろう、みんなとディスカッションを閉めた。






〜「また来るね。」〜


 そして最後に交流会。お酒とご飯をつまみに、学生らしいトークで盛り上がった。「女子寮の新入生歓迎会が凄い!」という話題や、「福島の学生はバイトばかりしている」などなど。大学生の話す内容は、どこでもあまり変わらない(笑)真面目な話も、バカなあ話もどこ出身とか関係なく出来る。東京と福島に大きな繋がりが出来た瞬間だった。ここから新しい化学反応が生まれることを期待したい。
 また僕はtrippieceを使って観光という視点から福島を応援していく。現地にも繋がりがこうして出来たので、引き続き連絡を取って企画を生んでいこうと思う。10月に営業開始するスパリゾートハワイアンズにも行きたい。(誰か、いこうよ!)
 震災に対して、思うことと言えることは1つ。「人は何度でも立ち上げれる。一人でダメなら、誰かが支えてくれる。みんなで力を合わせて頑張ろう。」ということ。東京のみんな、福島のみんな、オンザロードの方々、皆さんありがとうございました!!




<他の参加者の感想>

T.Iさん

遅れてしまい申し訳ございません。
今回のイベントに参加させていただいました。
早稲田大学3年の石川 貴大と申します。

本当にこのような貴重な機会をコーディネートして
くださった、企画・実行サイドの皆さまに感謝申し上げます。

今回の地震およびそこから派生した問題はおそらく、日本を
超えて世界の人々も一緒に考えていく必要がある問題だと思います。

そういった状況を鑑みて、今回の企画のように
より近い距離感で問題と接している方々の率直な考えや
意見を聞くということの意義はとても大きいことだと思いました。

今回のイベントを受け、今後社会全体として、そして個人として
何を・どのように行うべきかを考えていきたいと考えています。

改めまして、このような機会を提供していただき、
本当にありがとうございました。

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R.Iさん

まず、福島の学生のみなさんが予想以上に前向きであり、とても嬉しかったです。それも現状をしっかり見据えた上で前向きだなと感じました。
議論の中で、これから福島は観光を産業として復興していくのが良いのではないかという意見が東京の学生側から出ました。その際に福島の学生の方達は、来てくれる人達はもちろん喜んで迎えるけれど、自分達から来てくれとはなかなか言えないという話をなさっていました。確かに放射能の問題を考えるとそういった気持ちもわかるのですが、僕個人としては福島の良いところをどんどんアピールして呼び込んでもいいのではないかと思います。放射能が怖いから福島には行きたくないという人は実際にはあまりいないということを東京で暮らしている僕達は実感していますし、逆にこんな時だからこそ福島の力になりたいという人はたくさんいるはずです。そういった機会の時には僕達も積極的に協力したいと思いますので、声をかけて下されば嬉しいです!

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S.Nさん

福島大学のみなさん!

昨日は本当にお疲れ様でした♪( ´▽`)そして素敵な場をありがとうございました!
震災以降、東北の方と直接話すのは初めてで、始めは固くなってしまいましたが、とてもフランクで前向きに話しができてとても有意義で、刺激を受けました。
私は今、自分の所属する団体で震災に関する企画の統括として活動していますが、福島の皆さんの話しや行動を聞き、中途半端なことは絶対にできないと思いました。
今回話した皆さんの熱い思いや言葉を東京でもちゃんと伝えたいと思います。
また集まりましょう!!
あと、最初に言行さんが送った質問の回答はどうなるのでしょうか??
今、学生に求められると思うこと。についてどう思われているか教えていただけたら嬉しいです。

宜しくお願いします!

お疲れ様でした。
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など全部はご紹介出来ませんが、上記のようなご感想を頂きました!
嬉しいです。また10月に福島の企画が出来ればいいな♪ではでは。

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